ヘヴンリー・ブルー
ヘヴンリー・ブルー

最近、ミーハー日記が多かったもので、ちょっと趣向を変えて。

最近読んだ本。
村山由佳の最新刊「ヘヴンリー・ブルー」

12年前に出た「天使の卵 〜エンジェルス・エッグ〜」
その10年後のお話として、去年に出版された「天使の梯子」
そして今年は「天使の卵」が映画化される記念としてその10年の年月を
埋めるサイドストーリー、「ヘヴンリー・ブルー」が出版されました。


右サイドに3冊、出版された順に並べてみました。
ちょっと興味を持ってもらえたら、上から順に読んでみてくださいな。

「天使の卵」
村山由佳さんが「小説すばる」新人賞を受賞した作品。
よく新聞の夕刊に宣伝が載っていました。
本の装丁も素敵だったし「天使の卵」というタイトルにも惹かれて
大学生の時に初めて読んでみました。

19歳の予備校生、歩太と27歳の精神科の医師である春妃(はるひ)、
歩太を思っている春妃の妹、夏姫(なつき)の物語。

女性の涙には「ストレスを発散させる物質」が入っていて、
「泣くこと=ストレス解消になる。」らしいのですが、
この本はあまりにも切なすぎて泣きすぎて
「このままだと明日、(目が腫れて)やばいのでは!?」と思うほど。
最後の展開があまりにも予想外で・・・。

歩太がいい男なんです。
でも、決して完璧ではなく、村山作品にはよくある
「完璧でなくて不器用で、愛おしい」人。
春妃というキャラクターは「ここでこういう風に冷静に立ち回ることが
できたらいいなぁ。」と思う反面、「あまりにも淡々としてしまうと、
男の人からは引かれるだろうなぁ。」という、これまた完璧ではない
愛おしい人間。

春妃の妹である夏姫は、当時の私とほぼ年代が同じだったんだけど、
どうにも感情移入が出来ず。
「私はこんな人間、嫌だなぁ。」と思ったりしてました。


去年出た「天使の梯子」は、夏姫が中心に展開される物語。
歩太も出てきます。
同じようにこの本もぐでんぐでんになるくらいに泣きましたが
10年後に出版された続編で、登場人物の時間軸も10年経過している。
という趣向がすごく面白かったです。

自分でも驚いたのが、すっかり自分が夏姫の視点になっていること。
10年前は夏姫というキャラは好きではなかったのに。
私の考え方は基本的には変わっていないと思うんだけど、
夏姫が10歳、年をとって、その10年って重かったんだろうなぁ。
と、結論付けました。

同じ人物なんだけど、彼女の考え方の変わり方に少し違和感があって。

その間を補完してくれるのが8月に出版された「ヘヴンリー・ブルー」。
本のボリュームとしては今までの半分くらいで、夏姫の独白が中心。
「『天使の卵』の続編だ!」と思ってしまうと期待はずれなのだけど、
「サイドストーリー」と心積もりして読んでみると、
2冊の間の夏姫の心情をフォローしてくれていて、「3冊で1作品」
と考えると読み応えがあります。

この本はぐでんぐでん泣きほどではなかったけど、
ちょっとほろりときました。

最初の「天使の卵」のときは、「え!?こんなエンディング!?!」と
涙を流しつつもあっけにとられたけど、そのときから10年後の
「天使の梯子」の構想が既にあったそうです。
「天使の梯子」を読んで、どうしてああいうストーリーになったかが
初めてわかりました。
「天使の卵」が気に入ったという人はぜひ「天使の梯子」も読み、
しばらく時間をおいてから「ヘヴンリー・ブルー」もぜひ。
「あれ?」と思った違和感を解消してくれるでありましょう。


本好き映画好きで、久しぶりに会う友人には必ず「最近何を読んだ?」
「何を観た?」「オススメは?」とチェックされます。
常にBookOffに引き取りに来てもらうようの本が部屋に山積み。
(はい。実家に山積みで「早くどうにかしろ!床が抜ける!」と
 親にも言われてるくらい。)

 中学/高校時代には吉本ばななにハマり。
 (「キッチン」が一番いいねぇ。)
 大学時代には村山由佳にハマりました。
 社会人になってはハマる方向がガラっと変わり、京極夏彦とか
 ミステリー系になって恋愛モノはほとんど読まなくなっちゃったけど、
 (だってさー。このくらいの年齢になるとみんな「不倫モノ」とか
  「仕事と恋愛の狭間で苦しんでる」とか「夫の不倫で悩んでる」とか
  そういう展開のモノになりがちなんだもの・・・。)

 恋愛モノから遠ざかってはいますが、新刊が出れば必ず読みたくなる。
 村山由佳さんは私にとってそんな作家なのです。

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