以前から興味があった日本茶の勉強をしたいなぁ。と、自由大学で日本茶、コトはじめという講座に参加しています。

日本を旅していると、よく目にはいったのが「日本酒」。
そのたびに日本酒が飲めないのが残念だなぁ。その土地ごとに特色があっておもしろそうなのに。と思っていました。

そういえば、日本のあちこちで作っているものには「お茶」があったなぁ。と。
江戸時代にお殿様が庇護したお茶や好んだ茶菓子とかもあったりする。
そうだ。日本茶について勉強したら面白いかも!と思うようになりました。
ちなみに抹茶ではなく、「日本茶」といっても手軽に飲める「煎茶」のほうね。

講座では生産地ごとの飲み比べをしたけれど、いやぁ。奥が深いよ。日本茶。
生産地で味が異なるのはもちろん、製法、さらにお湯の温度でも味が変わってくる。
聞き茶とか無理だわ〜。

で、宿題のためにいろいろ整理してみようと思いました。
今回の宿題は「好きな日本茶を飲んでいるシーン」。
映画やドラマの中、日常の生活でもOKとのこと。

で、私らしいセレクションを考えてみた時に、歴史かな?と。
歴史のシーンで出てくるお茶のシーンについてまとめてみる。
 


最近、ものすごく印象に残ったのは、BSで大河ドラマの独眼竜政宗が再放送されているんだけど、豊臣秀吉が名だたる戦国武将に仮装させている花見会があったんだよね。

豊臣秀吉。
関白太閤殿下。

あまり好きではないんだけど、この人の「自分を大きく見せる手法」、そしてイベントを利用した「イベントプロデュース力」はすごいと思っていて。
大人数の花見や茶会をよくやっているんだよね。

=========================

秀吉の茶会で有名なのは1587年北野大茶湯(きたのだいさのえ)
九州平定が終わった後に、自分の権威を朝廷、公家衆、他の武将から一般庶民にいたるまでに知らしめようとした大茶会。
・一般人でも参加OK
・茶の湯の心得がある者には、秀吉自らが茶をたてる
・秀吉自ら自分の茶道具の秀吉コレクションを公開する。
・茶道グッズを持っていれば持ってこい。持っていなければ代わりになるものを持ってこい。

=========================

そしてもうひとつ有名なイベントが秀吉が亡くなる半年前の1598年醍醐の花見
Wikipediaによると、花見に参加したのは息子の豊臣秀頼・北政所・淀殿、そして諸大名からその配下の女房や女中の合わせて約1,300人!
その旦那達は何をしていたかというと、伏見城から醍醐寺までの沿道の警備や、会場に設営された8つの路地茶屋(今でいうパビリオン)の運営にあてられたといいます。

「○○家によるXX茶のお点前会」みたいな感じで茶屋が並んでいたのかなぁ。などと想像してしまう。

=========================

「独眼竜政宗」に出てきたのはこの2つのイベントの間に開催された「吉野の花見」
先の2つのイベントと比べて映像化されることがめったにないんだけど、「独眼竜政宗」で映像化されていました。

1594年 吉野の花見
伊達政宗の部下だった人による「木村宇右衛門覚書」という書物が残っていて、その中で書き綴られているんだけど、これがまた奇想天外。

公家、大名、茶人、商人など総勢5,000人による花見。
秀吉の甥っ子である豊臣秀次(後に失脚)、徳川家康、前田利家、宇喜多秀家、伊達政宗、そしてきっと大河ドラマにも出てきた石田三成も?「戦国大名 名鑑」状態だったと思われます。
この花見の趣向は「自分より身分が低い者の仮装をして参加すること」てれちゃう

秀吉は大河ドラマの中では「南蛮人」の扮装をしていたけど、「茶店の下人」の扮装をしていたそうです。
伊達政宗とお伴の片倉小十郎「山伏」

そこで繰り広げられたのが「戦国コスプレ コント」(笑。

山伏一行が茶屋にさしかかったところ、大名や公家、徳川家康や前田利家などが休憩中。

伊達政宗 山伏一行
「どこで休もうか・・・」
茶店下男 豊臣秀吉
「こちらでお休みくださいませ。私はこの茶屋の奉公人です。」
「お代次第でお茶でもなんでもご提供します。」

伊達政宗 山伏一行
「我らはとても疲れている。茶よりも酒を所望したい。」

そして2人で法螺貝を「ぶほぉ〜」っと吹き、

伊達政宗 山伏一行
「斎料を所望致す」(簡単に言うと「お布施をくれ。」)

と秀吉に向かって言ったそうな。
一同爆笑。

「花見の会」ということで、お酒もあったかもしれないけれど、秀吉自らが「茶店の下人」の扮装をしたということだし、「お茶を点てたがり」な秀吉のこと。きっとお茶もふるまわれたことでしょう。
こういう楽しいお茶会、いいなぁ。感覚として日本人が年に一度、バカ騒ぎする「ハロウィン」に近いのかしら?

「のどかな会」に思えますが、この裏では「秀吉さん、そろそろ年だし、やばくね?」ということで大名間では後継者についての密談が繰り広げられていたそうな。

戦国時代を舞台にしたドラマでは、「茶」があるところには「密談」があり、茶室が出てくると「誰かが殺害されたり」「切腹させられたり」もしくは「左遷されたり」している。
重要な人物の人生を左右する出来事が起こることが多い。
大河ドラマや戦国時代のドラマを見る際には「茶会」は要注意ファクターであったりします。

で、この花見は一般庶民に対しても影響を与えたといいます。

読売オンライン静岡大名誉教授の小和田哲男先生の記事によると・・・
この花見で驚かされるのは約5000人にのぼる参加人数だ。秀吉が最晩年に催した「醍醐の花見」の約1300人を大幅に上回る数で、史上最大の花見といえるかもしれない。
さぞかし民衆も気になったことだろう。宴をのぞき見した者から口コミで広がったのか、桜の宴が日本人の間で一般化したのはこの頃からという。
「当時としては、かなり型破りなイベント。その後、庶民に新しい娯楽をもたらした意味で画期的だったでしょう」と、小和田さんは強調する。

信仰の対象ともいえる吉野の桜を「宴を催して花を愛でる」習慣ができあがっていったそうです。
一般庶民にも娯楽を与えた秀吉ってやっぱり凄い人なんだなぁ。と、思ったりするのです。

この「吉野の花見」については、「豊臣秀吉主催 戦国コスプレパーティ」で検索するとニコ動がヒットするので、見てみてくださいな。非常にぶっ飛んだ集いでございます。イヒヒ


さて、とりあえずまとめてみたが、これをどうやって発表しようか(笑。


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Comment
> ウォッカマティーニさん

「吉野の花見」は私ももっと注目されても良いと思います!
映像化されたらそれはそれでカオスかもしれませんが(笑。

イベントプロデューサーとしては最高な人ですよね。
自分が企画をすべてやらずとも、「こんなことやりたい」と一言いっただけで、出来の良い部下が多いから、ちゃんとやってくれそうですしね。
  • ゆーか@管理人
  • 2015/02/22 23:07
北野茶会、醍醐の花見は名高いですが、吉野の花見はあまり知られていませんね。
でも、規模や意義においてもっと注目されてもいいですね。

僕も秀吉は晩年の愚行の数々もあり、あまり好きではありませんが、おっしゃるとおり、自分を大きく見せるイベント企画力は随一だと思います。
  • ウォッカマティーニ
  • 2015/02/21 12:31





   
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